端子の規格(サイズ)一覧表
025(0.64mm)
030(0.8mm)
040(1.0mm)
050(1.3mm)
060(1.5mm)
070(1.8mm)
090(2.3mm)
110(2.8mm)
187(4.8mm)
250(6.0mm)
305(7.8mm)
312(8.0mm)
375(9.5mm)
例:オス端子の先端幅が「2.8mm」であれば、その端子は「110型」です。
カプラー用語 (配線コム内での用語)
カプラーの「オス・メス」

カプラーの「オス・メス」とは、そのカプラーに取り付ける端子」のオス・メスの違いで呼んでいます。
オス端子側のカプラーは「オスカプラー」と呼ばれ、記号は「M」
メス端子側のカプラーは「メスカプラー」と呼ばれ、記号は「F」となります。
(製造メーカーでも共通の呼称です。)


カプラーのロック用の”ツメ”の有無ではありませんのでご注意ください。

カプラー その他の呼び方としては、”ハウジング””コネクタ”など。
端子 その他の呼び方としては、”ターミナル””コンタクト”など。
ツメ カプラーに付いている突起。オスカプラーとメスカプラーが振動などで簡単に抜けないようにする。ツメ無しカプラーは端子の摩擦のみで接続されているため、配線テープなどで抜け防止対策を施すほうがよい。
ロック カプラーに装着するため端子に付いている突起。ロック付きはカプラー使用可。ロック無しはカプラーに差し込んでも勝手に抜けてくるため使用はおすすめ出来ない。
ワイヤー用語
タイコ ワイヤー先端に付いている円柱形の金具。円柱型や傘型などがあり、"カシメ"と"ハンダ"の2通りの取り付け方法がある。円柱型のタイコにはプラスティック製のカバーが取り付けてあるものがあり、クラッチレバー側のタイコに多く見受けられる。
傘型 タイコ」の一種。クラッチワイヤーのエンジン側に使用されることが多い。
インナー

インナーワイヤーの略で、通常銀色に見えるワイヤー部分。鉄製とステンレス製がある。また、単ヨリと複ヨリの2種類があり、単ヨリは1本の細いワイヤーを19本ヨリ合わせたもので、複ヨリは、1本の極細ワイヤーを7本ヨリ合わせて1本とし、それをさらに7本ヨリ合わせて仕上げる。(合計49本)単ヨリは、強さにおいて複ヨリを上回るが、しなやかさにおいては劣るという特徴を持つ。後付キャブレターを取り付ける際、ワイヤーの長さを調整するため、「ネジ止め式」のタイコを使用する場合は、単ヨリをおすすめしたい。複ヨリはしなやかさが特徴で、スロットルワイヤーなどに採用されることが多い。操作が軽くなるが、長期の使用による摩耗でワイヤーが少しずつ切れてしまう為、時々チェックすることが突然のワイヤー切れを未然に防ぐことにつながる。

アウター ワイヤーを覆う部分。通常黒色のものが多く、外側から見える部分を総じてアウターと呼ぶ。内部構造は、インナーワイヤーを保護するため、螺旋状に加工された金属をビニールチューブに通し、その上から黒い被服を被せている。
金具 アウター先端に取り付けられている金属製の部品。ワイヤーの種類、車種、年式によって異なり、全ての車種の金具を取り揃えることは難しい。しかし、車種によっては金具の共通性が見られるので、全長や「インナー長さ」を計測し、許容範囲内であれば流用は可能である。
インナー長さ
(引きしろ)
アウター先端からタイコまでの間のインナーワイヤーの長さ。この長さが操作性や取り付けに大きく関わる。計測の方法は個々に異なるため、特注の際は画像や図面で確認しておきたい。
アジャスター インナーワイヤーが使用期間に応じて伸びてきた場合、調整することが出来る金具のことを指す。金具に直結しているものや、アウターの中央部に取り付けてあるものもある。
保護チューブ

アウターの上にさらに被せてあるチューブのことをいう。全体に被せているワイヤーもあれば、一部だけ被せているものもある。
熱や取り回しによる損傷からワイヤー本体を保護する為に取り付ける。エンジンやフレームと接触する部分に被せられ、アウターチューブを保護する。

カシメ タイコの製造方法の一つ。インナーワイヤー先端を鋳型にはめ込み、圧力を加えながらハンダでタイコを成型する方法。タイコ全体がハンダで出来上がることになる。鋳造。
ハンダ タイコの製造方法の一つ。真鍮などであらかじめ作られたタイコに、ワイヤーが通る穴をあけインナーワイヤーを通し、隙間にハンダを流し込み固定する方法。