リテーナーについて(2010.4.10) カプラには、防水、非防水を問わず「リテーナー」という部品が付いているものがあります。 「リテーナー」とは、端子の”半挿入を検知するための部品”で、カプラやハウジングに端子やターミナルを挿入する際、きっちりと奧まで刺さっていない状態だと装着できないようになっている部品のことです。 カプラ製造メーカーの説明では ・ターミナルが半挿入の状態ではリテーナーがセット(装着)出来ない機構になっています。 ・リテーナはコネクタハウジングに予め組み付けられており、高い作業性を備えています。 ・組み付け時に半嵌合の起きにくい構造です。 というように紹介されています。端子がキッチリ刺さっていないと差し込めない部品ですから、逆の手順になる場合、つまり「カプラから端子を抜きたい場合」は、リテーナを外してからでないと、端子が抜けないようになっています。
リテーナーは非防水カプラにも付いています。 青い丸で囲まれているのは、オス端子側カプラのリテーナーで、オスリテーナーと呼んでいます。 赤い丸で囲まれているのが、メス端子側カプラのリテーナーで、メスリテーナーと呼んでいます。
このカプラのリテーナーは、カプラに半分刺さった状態で納品されてきます。 (完全に取り外してしまう事も出来ます)
住友電装製HW防水カプラのリテーナーは、別部品で、品番もカプラとは別に設定されています。 このリテーナーは、もともと別部品ですので、お届けする際には、適合するカプラに軽く差し込んだ状態にして発送しています。
このカプラのリテーナーは、納品時から半分刺さった状態になっています。 端子を挿入してから押し込むことによって、端子の半挿入が検知される仕組みで、押し込むことが出来なければ、端子は”半挿入”、奧まで押し込むことが出来れば端子は定位置に挿入されています。
住友電装025型 NHシリーズのリテーナーについて
現在の内容はここまで。
続きは順次追加予定。